平成二十年
十一月号

目次


表紙写真

観世会定期能 18

名古屋観世会定例公演 19

東京観世会 20

京都観世会例会 21

観世グラフ 1〜16


巻頭随筆

「伝統」と「意味」 ‥‥‥ ヘルマン・ゴチェフスキ 22

南ドイツ出身で、西洋音楽、日本音楽、洋楽伝来史、演奏論など幅広く音楽面を研究されている、現在東京大学准教授のヘルマン・ゴチェフスキ氏です。

特集

作品研究

〈鉢木〉─上演記録をめぐって
‥‥‥ きよし 24

国士舘大学教授の表きよし氏に、〈鉢木〉が、幕府への忠節を描いた作品にもかかわらず、江戸時代には意外にもあまり上演されていなかったことについて、お書きいただきました。

仕舞講座

紅葉狩 クセ ‥‥‥ 観世清和 33

連載

宗家の舞台(八)

『野宮合掌留・火宅留‥‥‥ 土屋恵一郎 36

明治大学法学部教授で能楽評論家の土屋恵一郎氏に、観世流宗家観世清和氏の「野宮」(9月13日、大阪観世会)について、お書きいただきました。

対談

師弟・よもやま話 ‥‥‥ 浦田保利脇田晴子 40

浦田保利氏と、氏のもとで長年お稽古されている、石川県立歴史博物館館長で文学博士の脇田晴子氏の師弟対談です。

連載

続・江戸時代能楽繁盛記(十一)

当時一統難渋の時節。されども能に励むは養生のため
‥‥‥ 宮本圭造 48

(本文より)

〜(姫路藩主・酒井)忠恭は、財政再建を第一とし、質素倹約を旨とした実務型の大名で、遊芸とは無縁であったと勘違いされるかも知れないが、事実はさにあらず(略)その彼が特に好んだのが能で、自らもしばしば舞台に立ち(略)「道成寺」まで舞っている。〜

連載

当流絵入 謡玉手箱 謡番付之巻
‥‥‥ 大谷節子 58

幕末から近代にかけて出された、曲の軽重順や人気投票順の謡番付や、謡稽古の階梯になずらえた参詣案内図を模した謡道精進図、双六など、謡を視覚的に楽しむ印刷物を紹介いただきました。

■能・狂言文献要覧(396) ‥‥‥ 池田英悟/狂言 小林責 66

◆窓 ‥‥‥ 68

◆師家消息 ‥‥‥ 70

◆放送予定 ‥‥‥ 71

◆今月の番組 ‥‥‥ 72
全国の観世流演能スケジュールです。

◆観世グラフの記録 ‥‥‥ 86

◆編集後記 ‥‥‥ 88