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国民文化祭やまぐち2006「能狂言フェスティバル」への参加・出演報告

高橋 秀

十一月四日(土)、山口県長門市ルネッサながと劇場仮設能舞台で開催された第二十一回国民文化祭(今年は従来の「能楽の祭典」から、「能狂言フェスティバル」に名称が変更)に、一昨年の福岡(大濠能楽堂)昨年の福井(敦賀市プラザ萬象)に引き続いて千葉県から、我々観世流の九名が参加して仕舞の「賀茂」「屋島」「敦盛」クセ「半蔀」キリ「善知鳥」五番を演じ、好評を博しました。例年の会場に比べると、能舞台こそ仮設でしたが、地元関係者の熱意は大変なもので、今回もまた強く好印象の残る国民文化祭になりました。例によって今年も、舞台狭しと十人の子供たちが演ずる仕舞「羽衣」と四十六人が謡う素謡「猩々」が見事でした。また地元勢百人がシテ・ワキ・地謡の各パートに分かれて謡う素謡「鶴亀」も印象的でした。全国各地から二十一のグループが今回出演しましたが、各県、各流派ともに、さすが多士済々で、練達の士が多く、レベルの高さを自認している千葉県としても、うかうかしていられないと気が引き締まる思いを致しましたし、また子供たちへの普及活動にもさらに注力しなければと痛感致しました。当日は、例年通り第二部として、各流派のプロによる舞囃子と狂言に続いて、関根祥六師の「杜若」恋之舞が上演されました。大会前日、本舞台でのリハーサルに向う前に、会場の長門市沖合の名勝・青海島の奇岩絶壁を観光船で遊覧したり、金子みすず記念館を見学して湯元温泉で英気を養いましたが、終了後は山口市内の湯田温泉へ直行、お互いの名演技を称えて乾杯致しました。翌日はまた、貸し切りバスで山口市内を観光、瑠璃光寺五重塔や常栄寺雪舟庭、サビエル記念聖堂等を見学の後、偶々県美術館で開催中の雪舟展を鑑賞し、宇部山口空港から家路に向かいました。(千葉県能楽連盟幹事・千葉市能樂連合会事務局長)

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