平成十六年
十月号

目次


表紙写真

観世会秋の別会 18

京都観世能 19

観世会荒磯能 20

大阪観世会普及公演 20

観世グラフ 1〜14


紹介

日本能楽会新会員の横顔 ‥‥‥ 15

国から重要無形文化財の保持団体指定を受けている日本能楽会の第12次増員が行われ、観世流からは26名が新会員として承認されました。

巻頭随筆

よみがえった能舞台─横浜能楽堂の舞台
‥‥‥ 西和夫 22

旧染井能舞台の復原(現在の横浜能楽堂)に中心的に関わられた神奈川大学工学部教授の西和夫氏です。

特集

高野物狂

‥‥‥ 24

〈高野物狂〉明和改正謡本の特色
‥‥‥ 伊海孝充 30

観世流のみ詞章・内容が大きく異なる原因となった、明和改正謡本の特色と明和本の詞章を採用するに至った経過についてお書きいただきました。

仕舞講座

鉄輪 キリ ‥‥‥ 観世清和 34

連載

謡い方 49

鞍馬天狗 その1 ‥‥‥ 藤波重満 38

観世流の謡い方を曲ごとに解説し、難解な節は謡本のゴマに沿って具体的に説明されています。

連載

能演出の広がり 13

邯鄲 ‥‥‥ 横道萬里雄 42

邯鄲の以下の各小書(特殊演出)について。

【藁屋(観世・金剛)】、【置鼓(大蔵・和泉)】、【傘之出(宝生・喜多)】、【笠之次第(宝生)】、【栄華之掛(金剛)】。

連載

能のなかの異界 15

安達が原の黒塚─『安達原』 ‥‥‥ 小松和彦 46

本文より

〜この作品の舞台は、現在では、地元の人びとには福島県二本松市内にある「黒塚」や観世寺境内にある鬼が籠もっていた岩屋の跡のあたりだと考えられている。たとえば地元では、次のような話が伝えられているからである。〜

■能装束IV 観能図絵に見る摺箔の流れ ‥‥‥ モニカ・ベーテ 55

本文より

〜以前にも述べたごとく、ほとんどの能装束には桃山時代の意匠が反映され、現代にまで継承されてきた。ここでは能装束が取り入れた摺箔小袖が、如何なる課程で普段着から離れ、独自な舞台装束に取り入れられたかを、絵画資料を通して考えてみたいと思う。〜

■流友自適 ‥‥‥ 58

隠岐の島謡跡めぐり/四半世紀の富松薪能

◆窓 ‥‥‥ 60

◆師家消息・放送予定 ‥‥‥ 64

◆平成17年度 東京芸術大学 音楽学部邦楽科受験要項 ‥‥‥ 64

◆平成17年観世会予定番組 ‥‥‥ 65

◆今月の番組 ‥‥‥ 68
10月の観世流の演能スケジュールがすべて掲載されています。

◆観世グラフの記録 ‥‥‥ 85

◆編集後記 ‥‥‥ 88